競輪の補助事業
競輪の補助を受けて実施しています。
2021年度、公益財団法人JKAの競輪公益資金の補助を受け、
「お年寄りが幸せに暮らせる社会を創る」を目的として活動しています。
目的
高齢者と高齢者が住む地域の自己実現に向けた伴走活動
現代社会は少子高齢化・核家族化・地域コミュニティ力の衰退等により、老々世帯や独居高齢者、認知症への理解不足、多世代交流の機会の減少等、高齢者が生活しづらさを抱えている。当法人が拠点を置く福岡県大牟田市では過疎化の影響もあり高齢化率は36%を超え、本申請事業を実施予定の地域においては高齢化率は45%に迫っている。老々世帯や独居高齢者も多数生活されているが、高齢者が住み慣れた地域でその人らしい生活を送るためには地域の支え合いが不可欠であり、そのような地域づくりが課題である。
また、老々世帯や独居高齢者の増加があることに加え、地域交流の機会は減っていき、自己責任社会の色が濃くなっている。このような社会においては地域の中にある一つ一つの生活を尊重しつつ、その一つ一つが良好な関係の下地域に存在することで互いに助け合いながら生活できる地域が生まれると考える。そのためには担当者と個人が顔見知りの関係性を作り、「困っている事、実現したい事」の解決や自己実現を通し、仲間づくりをおこない、個人から集団、集団から地域へと発展(逆の流れも想定)することで人と人とが繋がった地域づくりを目指す。
本申請事業を通し、高齢者の「困っている事・実現したい事」等の解決や自己実現を伴走し、成功体験による生活の質の向上、実践の中での仲間づくりによる人間関係の構築、さらには地域の中での活動へ展開していく事で多世代を巻き込んだ関係作りが期待できる。多世代を巻き込んだ関係性は、高齢者が抱える、生活上の不安や孤独、生きがい不足、生きづらさの解消に繋がり、高齢者の介護予防や住み慣れた地域で生活できる環境を整えることを目的とする。